商品の詳細

あのカリフォルニア・シャルドネの王、キスラーにぶどうを供給したワイナリー。
このピノ・ノワールは冷涼なグリーン・ヴァレーの区画を中心に様々な畑のブドウをブレンドし、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの理想のピノ・ノワールを表現しています。
-----------------------
商品名（原語）：DUTTON Goldfield Pinot Noir Dutton Ranch
タイプ・容量：赤ワイン (750ml)
生産者：ダットン・ゴールドフィールド
産地：アメリカ カリフォルニア/California
ブドウ品種：ピノ・ノワール 100%
ヴィンテージ：2018
熟成：フレンチオークのバリック10ヶ月（新樽40％）
-----------------------
【ソムリエのワイン解説】
あのカリフォルニア・シャルドネの王、キスラーにぶどうを供給したワイナリー。ダットンのぶどうを使用したシャルドネは「キスラー　ダットン・ランチ」としてリリースされ大人気を博しています。このピノ・ノワールは冷涼なグリーン・ヴァレーの区画を中心に様々な畑のブドウをブレンドし、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの理想のピノ・ノワールを表現。
野生のベリー、チェリー、プラム、スミレのフローラルな香り。黒系果実を思わせる味わいは非常にジューシーで密度が高く精緻な酸がみずみずしさを与える。リッチながらどこかブルゴーニュのように綺麗なスタイルを楽しめるのがダットンスタイルです。

●こんな香り・味わいのワインです
スモモ、アプリコット等のフルーツに、プルーンやワイルドベリー、そしてほのかに林檎の爽やかさ。果実の甘さはたっぷりだけど、ジャムのように火を通して煮詰めた印象ではない・・・「飴からめ」のようなイメージでした。つまり、重過ぎない、甘過ぎないということです。ファーストタッチから果実の甘さはたっぷり、それが横に横に広く伸びていく感じ。繊細な酸は程よく軽やかに最後を締めてくれます。
開けてから時間が経つとキャラメルのような甘いアロマ、そして香り全体に厚みと熱っぽさが。それでも余韻にはフレッシュなプラムの甘酸っぱさが綺麗に残ります。
ブルゴーニュ的な石灰由来の酸・ミネラルのピキピキした感じが無い分、ゆったりと力を抜いて楽しめるピノ・ノワールでした。合わせる料理は、肉なら少し甘みのあるソース（和だったら醤油・酒・みりん、洋風なら蜂蜜やフルーツのソースなど）をかけていくのが良いかと思います。

●良い状態で楽しむには、いつ抜栓する？
お食事の45分～1時間ほど前にコルクを抜いて一度外気に触れさせておけば十分です。
抜栓後はコルクを逆さにして挿すかボトルキャップで再度栓をし、温度調整は以下のように。
時間経過後、果実は瑞々しく、酸は穏やかに・・・とてもバランス良い味わいが楽しめました。

●このワインがもっとおいしくなる温度設定
赤ワインとしては冷たいかな・・・くらいがおすすめ。このワインの魅力である瑞々しい果実と酸をきれいに引き出してあげましょう。セラー保管だったらそのままの温度で大丈夫、室内冷暗所の保管だったら、冷蔵庫に30-40分、時間が無ければアイスバケツで3-5分冷やしましょう。（＊冷蔵庫での冷やしをおすすめするのは、ラベルが水でふやけないからです。ラベルを剥がして保管するなら、冷蔵庫で冷やしましょう！）

●おすすめのワイングラス形状・サイズ
カリ・ピノながら、そのエレガントなスタイルからもブルゴーニュ赤的な楽しみ方をするのが適したワイン。ですからグラスも丸形のタイプで酸を柔らかく、綺麗に引き出してあげるのが良いと思います。ちなみにRiedelの「ニューワールド・ピノ・ノワール」でも試飲してみました・・・こちらは果実の甘さが分厚く出て酸は控えめに。ヴォリューミーに楽しみたい方はこんなグラスを使うのも良いかと思います。ちゃんとワインの個性を生かせる設計になっているんだなあ、と改めて感心。

※卸価格・海外価格の変動に伴い販売価格が変更になる可能性がございます。